24時間休むことなく変動を続ける為替相場、その値動きには各通貨ペア独特の特徴があります。
どんなに優れたトレーダーでも全ての通貨ペアを手掛けてトレードする、と言う人はいないでしょう。
…各通貨ペアにはそれぞれ独特の値動きの特徴がありますし、多くの通貨ペアを手掛けることにそもそも意味がないから
、と言う理由もあります。
各通貨ペアの特徴を知ることで、自分にあった通貨を見つけて得意な通貨ペアでトレードすることをおススメします。
最も基本的な通貨です。
日本人にとって1番馴染みのある通貨であり、世界の基軸通貨です。
ニュースや新聞などで、円高とか円安と言うのは、このドルに対して円が安いとか高いとか言っているわけです。
そして、それ以外の通貨ペアをまとめて「クロス円」という言い方をします。
それは、他の通貨ペアはドルに対してのレートで円に対してのレートが決まるわけです。
1ドル=119円30銭
1ドル=1,3360ユーロ ということは1ユーロ=159円38銭
ということになります。
どの通貨ペアを取引するにしても、ドル円の動向は注意してみる必要があります。
ヨーロッパで導入されている通貨であり、現在はドルに変わる実力も勢いもある通貨です。
世界各国の外貨準備高はドルから一部ユーロへシフトする動きも活発です。
ユーロはドイツマルクの代替通過としての要素を兼ねているので、
ドイツの景気動向を表す指標には注意が必要です。
ポンド円は最もボラティリティ(変動幅)が大きいハイリスクハイリターンの通貨ペアです。
このポンド円は金利もそれなりに高く値動きの荒い分、面白みのある通貨ペアではありますが、その反面で投機筋による大口取引が多いため、経済指標などに関係なく急激な値動きをすることもありますので、取り扱いには注意が必要です。
ドルを介した対円での通貨ペアをクロス円と呼ぶのに対し
ユーロ/ドル・ポンド/ドル・
ドル/スイスフラン・豪ドル/ドル・NZドル/ドルなど、対ドルの通貨ペアを総称してドルストレートと言います。
ドルストレート全般に共通する特徴としては、長期的にある程度一定の値幅に収まろうとする対円相場とは違い
各国のファンダメンタルズが強く反映される傾向があります。
上がるも下がるもどちらかに動き出すと、トレンドが継続しやすく一度上手く波に乗ると中・長期的に大きなを利益を上げ易いです。