FXで利益を獲得するためには、
ある程度値動きの見込める状況でトレードしなければ、中々利益には繋がりにくいです。
簡単に分類すると、
・上昇傾向や下落傾向にあるトレンド状態
・横ばいで動意の乏しい、揉み合い相場
この2つに分けられます。
エントリーして、利幅を狙うためには、上昇トレンド、又は下落トレンドの状態のときに
トレードを行っていかなければ、ストレスばかり溜まってしまいます。
まず、効率的に利益を獲得するためには、
トレンドの状況を知る必要があります。
FXは、ご存知のとおり24時間取引されている市場ですので、
毎日取引に区切りのある株式市場とは違い、
マーケットに連続性があるため、ある程度規則的な動きとなりやすく
テクニカル分析が有効とされています。
日足や週足で見ると、相場の方向性は比較的判りやすく表れていることが 読み取れると思います。
下のチャートを御覧下さい。
これは、2008年12月5日までのドル円日足チャートです。
日々、様々な材料によって上下動を繰り返しながらも
日足で見ると、その方向性ははっきりと知る事ができます。
ダウ理論によるトレンドの定義は、
上昇トレンドは、高値と安値を切り上げながら推移している状態を言い
下降トレンドは、下値と高値を切り下げながら推移している状態を言います。
従って、下降トレンドでは前日の安値を更新する可能性が強く
また、前日の高値を切り上げる可能性は低いと言う事がいえます。
上昇トレンドでは前日の高値を更新して上昇する可能性が強く
前日の安値を割り込む可能性は低いと言う事がいえます。
この理論に基づくと、日足や週足レベルで上昇トレンドの場合
売りで攻めても、取れる値幅も少なく終わる事が多く
下落トレンドの場合では、買いで攻めても
やはり上昇は続かず、一時的なもので終わり
すぐに下落へと転換する可能性が高いと言う事がいえます。